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オリックス不動産、埼玉、愛知県で4物流施設に着工

2012年5月29日 (火)

ロジスティクスオリックス不動産は29日、物流施設4件の開発着手を発表した。愛知県犬山市で「犬山ロジスティクスセンター」の建築工事に着工したほか、埼玉県川越市で「川越2ロジスティクスセンター」、所沢市で「所沢ロジスティクスセンター」、春日部市で「岩槻ロジスティクスセンター」にそれぞれ着工する。埼玉県の3施設は敷地が市街化調整区域内となっているが、同社では「適法な開発により、倉庫業法に基づく営業倉庫登録も可能で、24時間運営できる」としている。

 

犬山ロジスティクスセンター
犬山ロジスティクスセンターは、敷地面積1万9508.53平方メートル(5901.33坪)、地上4階建、延床面積4万2072平方メートル(1万2726.78坪)の物流施設。

 

1階・3階にトラックバースを備え、荷物用エレベーターは1・2階用と3・4階用各2基の合わせて4基、垂直搬送機を1・2階用と3・4階用にそれぞれ4基、ドッグレベラーも1・3階にそれぞれ4基を完備。2013年5月に竣工する。

 

川越2ロジスティクスセンター
川越2ロジスティクスセンターは、敷地面積2万5500.62平方メートル(7713.93坪)、地上4階建、延床面積5万4888.18平方メートル(16603.67坪)の物流施設で、1階・3階にトラックバースを備える。2013年5月に竣工する。

 

バース階から上階への搬送用に、荷物用エレベーターをワンフロアにつき4基常設。荷量に応じた運用を行うため、将来に備えた対応として垂直搬送機設置スペースを設ける。

 

1-2階は8390坪、1階にはピロティ車路に面した大型47台分のトラックバースを備える。3-4階は6275坪、3階は大型47台分のトラックバースを備え、3階車路にも11台分のトラック待機スペースを設け、搬出入の効率化に寄与する。

 

最小で約3000坪からの賃貸とする計画。従業員の通勤に不便のないよう1階敷地内には111台の乗用車駐車場を確保し、トラック待機用として大型23台分の待機場を完備する。

 

所沢ロジスティクスセンター
所沢ロジスティクスセンターは、2013年4月竣工。敷地面積5万1820.36平方メートル(1万5675.65坪)、地上3階建て、延床面積7万2126.4平方メートル(2万1818.12坪)の物流施設で、1階両面・3階片面にトラックバースを備え、3階へは敷地東側のスロープで直接アクセスでき、2階には荷物用エレベーター7基を完備、垂直搬送機も設置が可能。

 

1階バースに114台、3階バースに49台の大型車の接車が可能で、1-2階は1万4570坪、3区画に分割し、4500坪からの賃貸を想定している。3階は6090坪、1区画あたり約3000坪からの賃貸を見込む。

 

また、敷地内外には195台分の乗用車駐車場を確保し、トラック待機用として102台分の待機場を完備。梁下有効高は最大7メートルで、共有部には監視カメラを設置、24時間の有人管理を行う。

 
岩槻ロジスティクスセンター
岩槻ロジスティクスセンターは、2013年4月竣工。敷地面積1万7936.5平方メートル(5425.65坪)、地上4階建て、延床面積3万1471.67平方メートル(9520.18坪)の物流施設で、1・2階にトラックバースを備えており、2階へはスロープで直接アクセスできる。

 

荷物用エレベーター4基を完備し、さらなるエレベーターの増設や垂直搬送機の設置にも対応する。

 

1階バースに28台、2階バースに27台の大型車の接車が可能。また、13.5メートルの専有車路、8メートルの隣地共有通路が利用できる。1・3階、2・4階の分割賃貸、建物全体を縦に分割した分割賃貸など、多様なニーズに合わせた区画の賃貸が可能で、最小賃貸面積は1階ワンフロアでの約2500坪からとする計画。