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国交省、国際海上物流・港湾のあり方で意見交換

2012年5月31日 (木)

行政・団体国土交通省は31日、24日に開催した港湾懇談会の議事概要を公表した。「国際海上物流・港湾のあり方を考えるにあたっての今後の論点」をテーマに、意見交換を行った。

 

■懇談会で出された主な意見
・そもそも貨物の通過点である港湾が国際的に競争するという概念があり得るか

 
・競争しているのはわが国の産業であり、その国際競争力を強化するために港湾の機能強化や改善が必要

 

・欧米基幹航路への対応のみではなく増大するアジア域内物流への対応が重要

 

・大都市のみではなく各地域の経済が活性化するような施策の展開が必要

 

・今後も国内の製造拠点を維持していくためには国際海上物流のコスト・リードタイムの低減が重要

 

・わが国産業の国際競争力強化という場合、製造業だけではなくサービス産業もターゲットとしていくべきではないか

 

・港湾法での国と地方の関係、法律理論上の理念と実態が乖離しているのではないか

 

・民営化により業務効率が向上するというのは定説だが、民営化すればすべてうまくいくというものではないのではないか

 

・港湾運営会社が関連事業を広く展開できるよう、既存の枠組みにとらわれない施策展開が必要ではないか

 

・物流の効率化を進めるためにはサプライチェーンに関する情報を関係者が共有できるようにすることが必要ではないか

 

・災害時の企業間連携事前の合意・協定が必要ではないか

 

・空港などと異なり、生活者にとって港湾はイメージしにくいことから、わかりやすく説明する工夫が必要ではないか