行政・団体国土交通省は27日、国際バルク戦略港湾の選定に向けた最終的な評価を取りまとめるために26日に開催した第15回国際バルク戦略港湾検討委員会の議事概要を公表した。評価そのものは公表していないが、政務三役が評価を踏まえ、近く国際バルク戦略港湾を選定する。
また、国際バルク戦略港湾選定後の取り組みとして、選定された港湾は3か月をめどに「国際バルク戦略港湾育成プログラム」を作成することとなったが、委員からは「被災港が選定された場合は、作成スケジュールに配慮する必要があるのではないか」と指摘があった。
このほか、委員の中には「今回の震災を受け、穀物などの輸入バルク貨物についても、他地域から被災地に内航フィーダー輸送が行われたり、企業間の連携が行われるなど、国際バルク戦略港湾で提案されている連携が一部先取りして実現しつつある」といった見方を示す意見もあった。