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アルフレッサ、医薬品流通基準対応の輸配送ツール

2018年11月29日 (木)

サービス・商品アルフレッサホールディングスは29日、傘下のアルフレッサ(東京都千代田区)が、医薬品の適正流通に関する国際基準である「PIC/S GDP」に対応した保冷品の輸配送ツールである「alf-GDP-Shipper(シッパー)」と「alf-GDP-Container(コンテナ)」を開発したと発表した。

▲「alf-GDP-Shipper」

alf-GDP-Shipperは、主に保冷品を医療機関へ配送する際に使用する専用保冷箱で、輸配送の時間や物量に合わせて最適な大きさを選択することが可能。多くの保冷管理の必要な医薬品の保管温度である2-8度を8時間以上維持することができる。

また、「アルミ内壁加工」によって保冷箱内の温度を均一に保つほか、「蓄熱シートの搭載」により、凍結や2度未満の温度逸脱を防止する。

▲「alf-GDP-Container」

alf-GDP-Containerは、保冷品をアルフレッサの拠点間で輸送する際に使用する専用コンテナ。多くの保冷管理の必要な医薬品の保管温度である2-8度を12時間以上維持する。高性能真空断熱材(VIP)を搭載し、蓄熱シートの搭載により、凍結や2度未満の温度逸脱を防止することができる。

両製品は、厳格な温度管理等が求められるPIC/S GDPに対応した輸配送ツールとして、アルフレッサ温度管理技術研究所でさまざま外気温を想定した保管・輸送での品質保証の検証を実施し、開発した。夏期だけではなく冬期でも一定の温度帯に維持する厳密な温度管理を可能としている。

今後、医療用医薬品などの卸売事業でアルフレッサグループ各社への展開を予定しており、グループ全体で医薬品の輸配送の温度管理技術の品質向上と標準化を図る。