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米ロボティックピッキングSuperPick(スーパーピック)を日本で初めて提供開始

高精度なロボピッキング、GROUNDが米社と提携

2018年12月25日 (火)

▲SuperPickの現物

サービス・商品GROUND(グラウンド、東京都江東区)は25日、米国でピッキングシステムのロボット化に取り組むSoft Robotics(ソフト・ロボティクス、マサチューセッツ州)と販売パートナー契約を結び、年明け1月からソフト・ロボティクスのソリューションを国内向けに販売すると発表した。

ソフト・ロボティクスは、2013年にハーバード大学の研究員らが中心になって創業した米国発のベンチャー企業で、独自開発の最新ビジョン技術やアルゴリズム、特許を取得している素材などのテクノロジーを応用し、「非定型な個体を人間の手のように高い精度とスピードでピッキング」できるピッキングソリューション「Super Pick」(スーパーピック)を市場投入。すでに米国では食品メーカーや自動車部品工場が導入している。

対象物をピックアップするために膨大なデータの事前インプットが必要な従来のロボットに比べ、スーパーピックは「人間がさまざまな物を無意識に掴むことができるように、対象物の重心や素材、大きさを自動で判断・調整し、適切な握力で掴むことができる」。これまでロボットによるオートメーションが困難だとされてきた業界でも利用が可能だという。

▲「SuperPick」運用イメージ

GROUNDの宮田啓友CEOは「スーパーピックを日本で初めて提供するパートナーとして、GROUNDが選ばれたことをとても誇りに思っている。インテリジェント・ロジスティクスで世界の物流・流通業界に新しい価値提供を目指す私たちにとって、重要なソリューションになると確信している」とコメント。

ソフト・ロボティクスのカール・バウスCEOは「宮田社長などGROUNDメンバーの物流・流通での知見・専門性とソフト・ロボティクスのロボティックソリューションを掛け合わせることにより、これまでにない物流施設でのピッキング自動化を実現できると信じている」と話した。

GROUNDでは、初年度に10社への導入を目指すとしている。