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HOYA、ハンガリーで高付加価値特注品の生産開始

2012年6月18日 (月)

M&AHOYAは15日、ハンガリーのメガネレンズ工場で欧州向け高付加価値特注品の生産を開始した、と発表した。

 

同社グループでメガネレンズの製造販売をグローバルに行うビジョンケアカンパニーが、ハンガリーの「HOYAレンズ・マニュファクチャリング・ハンガリー」で高付加価値特注品の生産を開始した。

 

昨年10月のタイ大規模洪水でタイのメガネレンズ主力工場が被災したことを受け、製品の安定供給、リスク分散を目的としたもの。タイの洪水で浸水したアユタヤ工場はことし4月に一部稼働を再開している。

 

HOYAレンズ・マニュファクチャリング・ハンガリーはこれまで、レンズ用ガラスモールド、ガラス特注レンズ、色つきプラスチックレンズを専門に生産していたが、今後はこれらの製品に加え、プラスチック製累進屈折レンズ、高級反射防止コート付レンズ、高屈折レンズ材料を生産し、欧州全域のHOYAグループ各社と代理店に全種類の特注品を供給していく。

 

同工場は1999年にHOYAが買収したブッフマン・ホールディングス所有の5工場のうちの一つで、操業開始は1970年代。HOYAグループに加わった後はヨーロッパの量産品工場として欧州市場に製品を供給してきた。今後は欧州の主力工場として、量産品と特注品を供給していく。