SGHD、ベトナム法人2社を統合し一貫体制強化

国際 SGホールディングスは2日、傘下で海外事業の統括を担うSGホールディングス・グローバル（シンガポール）が、ベトナムの事業法人「SG佐川ベトナム」と「SG佐川急便ベトナム」の2社の事業を1日付で統合したと発表した。

同社グループでは、2016年4月にインドネシアでRPX社、6月にフィリピンでLBCエクスプレス社、11月に台湾で新竹物流とそれぞれ提携し、現地事業パートナーとの連携を軸に事業を強化。ベトナムでも16年にベトナム南部で大型物流施設を建設し、同国宅配大手のファットロックエクスプレス社を買収した。

SG佐川急便ベトナムは、ファットロックエクスプレス社の国内エクスプレス事業を引き継いでおり、フレイト・フォワーディング事業・ロジスティクス事業・国際エクスプレス事業を強みとするSG佐川ベトナムと統合することで、それぞれの得意機能を組み合わせるとともに、顧客窓口を一本化。海外からベトナムへ輸入された貨物の通関から、最終消費者へのラストワンマイル配送までの一貫輸送体制を構築する。