厚労省、ドライバーの労働時間短縮セミナーを全国で

イベント厚生労働省は24日、トラック運転手の労働時間短縮に向けて、その進め方を荷主企業と運送事業者に広く知らせることを目的に「荷主と運送事業者のためのトラック運転者の労働時間短縮に向けたセミナー」を10月から来年3月にかけて全国47都道府県で全50回開催する、と発表した。

同省は、トラック運転手が他業種の労働者と比べて長時間になる背景には、荷待ち時間や手荷役といった商慣習による「トラック運送事業者の努力だけでは改善が困難な問題が存在」するとし、荷主企業とトラック運送事業者の双方が歩み寄り、協力しあって取引環境の適正化に取り組むことが必要と指摘。

2018年に公表した長時間労働の改善に向けたガイドライン、19年4月に6300社に対して参加を要請した「ホワイト物流」推進運動、24年4月から自動車運転業務にも適用される改正労働基準法の時間外労働上限規制――などの説明を通じて、改善に向けた双方の取り組み事項とその進め方を解説する。

セミナーは事前申込制で参加費は無料、申し込みは専用ポータルサイトから行う。開催日程は次の通り。