行政・団体厚生労働省、労働基準局は10日までに「トラック運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」を6日に開設したと発表した。
さまざまな業種へ働き方改革を推し進めている同省だが、1年半以上検討会を重ね、今も細部について検討がされている医師をはじめとして精力的に改革を進める医療系に比べ「やや改革への勢いが弱い」トラック運転手や運送事業者の働き方改革をこのサイトによって後押しするのが狙い。
荷主企業、トラック運送事業者とくに運転手は他業種の労働者と比べて長時間労働が目立つ傾向がある上に業界の慣例など、運送事業者の努力だけでは改善が困難な問題が存在しているということもあり、同省ではサイト上で国民の理解を得ると同時に荷主企業とトラック運送事業者の双方が歩み寄り、協力し合い、取引環境の適正化に取り組むことが重要―であることを強調している。
国民向けにはトラック運転手不足や日々の仕事の実態を紹介。企業向けには労働時間改善に向けたQ&Aや改善への提言、荷主と運送事業者のためのセミナー案内などを掲載している。
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