財務・人事日本通運が10月31日に発表した9月中間決算は、航空輸出貨物の取り扱いが伸び悩んだほか人件費の増加も作用し、売上高は1兆389億円(前年同四半期比0.1%減)、営業利益291億円(14.4%減)、経常利益328億円(13.1%減)、四半期最終利益は190億円(18.9%減)となった。
航空輸出貨物の取り扱いが減少したことで日本、東アジア、南アジア・オセアニア、物流サポートの4部門が減収となった。部門利益は欧州、東アジア、重量品建設、物流サポートの4部門で増益を確保したものの、人件費が増加が影響し、日本、米州、南アジア・オセアニア、警備輸送の4部門は減益となった。
通期は売上高2兆1100億円(前期比1.3%減)、営業利益680億円(14.6%減)、経常利益730億円(14.9%減)、最終利益450億円(8.8%減)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/中間 | 20/3/1Q | 19/3/通期 | 19/3/3Q | |
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売上高 | 1,038,952 [-0.1%] | 519,758 [0.6%] | 2,138,501 [7.1%] | 1,600,724 [8.8%] |
営業利益 | 29,128 [-14.3%] | 10,629 [-37.5%] | 79,598 [13.2%] | 59,446 [16.3%] |
最終利益 | 19,010 [-18.9%] | 7,280 [-30.6%] | 49,330 [654.9%] | 40,505 [19.1%] |
売上高営業利益率 | 2.8% | 2.0% | 3.7% | 3.7% |