ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日通決算、国内ロジのコスト抑え営業益574億円

2017年5月9日 (火)

ロジスティクス日本通運が9日発表した2017年3月期決算は、主力のロジスティクス事業が日本、米州、欧州で減収となったことで全体の売上高が前期比で2.3%(448億円)の減収となったものの、国内と東アジアの同事業で収益力が高まり、営業利益は4.8%(26億円)伸びて574億円となった。

同社の売上高の6割を占める国内ロジスティクス事業は、自動車、海運貨物の取り扱いが低調だったため0.2%の減収となったが、利用運送費、外注費、燃料費といったコストの抑制と新規連結会社が加わったことで、部門営業利益は386億円と5.6%の増益。

国内を除く同事業の業績は、米州が減収減益、欧州が減収増益、東アジアが減収減益、南アジア・オセアニアが増収増益で、特に東アジアは為替の影響を強く受けて133億円(11.6%)の減収、営業利益も5億円(33.5%)の減益と下げ幅が大きくなった。

今期は売上高1兆9300億円(前期比3.5%増)、営業利益670億円(16.7%増)、最終利益420億円(15.2%増)を見込む。

■2017年3月期

期初からの累計実績(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
1,864,301-2.3%
営業利益
57,4314.8%3.1%
経常利益
63,8062.3%3.4%
最終利益
36,4542.2%2.0%