アパレル阪急阪神エクスプレスは26日、ミャンマー現地法人が首都ヤンゴンのシュエ・パウ・カン工業団地にアパレル専用倉庫「ヤンゴンロジスティクスセンター」を開設し、3月1日から営業を開始する、と発表した。
ミャンマーの主力産業である縫製業界では、アパレル完成品に対する精度の高い検品作業のニーズが高く、品質の維持と複次検品コストの低減が求められていることから、同社は最高レベルのアパレル検品機能を有する倉庫として新拠点を建設。
検針を含む検品、補修、タグ付け・袋詰めなどの流通加工、在庫管理、梱包、ジャストインタイム配送――のほか、複数のサプライヤーから貨物を集約してフルコンテナ貨物として出荷する「バイヤーズコンソリデーション」の機能を持たせることで、フォワーディングと一体になった輸出入一貫サービスを提供する。
同社は今後、アセアン地域の拠点網と物流事業のノウハウを最大限に活用し、ミャンマーでも日系物流企業ならではのきめ細かいサービスと「日本標準品質」を提供していくという。
■新拠点の概要