入社式中止の大和ハウス工業、芳井社長がメッセージ

国内大和ハウス工業は1日、芳井敬一社長が新入社員へ向けて発信したメッセージを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、同社は入社式を中止している。

芳井社長のメッセージは次の通り。

▲大和ハウス工業の芳井敬一社長

■大和ハウス工業・芳井敬一社長のメッセージ（要約）

本年は、新型コロナウイルスによる影響を受け、残念ながら入社式を中止としたが、落ち着いたら皆さんとしっかり話をしたいと思う。今日は皆さんにとって人生の新しい物語のスタートとなる日であり、創業65年を迎えるわが社に入社する皆さんの新たな門出に、3点お願いをしたい。

1つ目は「勉強」。このような厳しい状況の時こそ、勉強して地力をつけてほしい。皆さんは良き同期・仲間であると同時にライバルでもある。現在、個人差はほとんどないが、これからの勉強次第で大きな差が生まれるだろう。

2つ目は「健康管理」。当社は仕事をするうえで、社員自身の健康とその家族を最優先としている。また、現場では安全が最優先される。これからは、健康管理を徹底してほしい。

3つ目は「大和ハウスグループの社員として自覚を持って行動すること」。コンプライアンスの徹底は当然のこと、創業者の著書「わが社の行き方」を熟読し、「行動第一主義」や「全員営業員たれ」「スピードは最大のサービス」といった当社の原点を理解し、業務にまい進してほしい。

創業100周年（2055年）には皆さんの中から主要な経営層が輩出されるだろう。その時まで、皆さんはお互いに刺激し合い切磋琢磨し、向上心をもって日々過ごしてほしい思う。今後の活躍を大いに期待している。