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川崎汽船、入社式で明珍社長「常に見直す姿勢が大切」

2020年4月1日 (水)

ロジスティクス川崎汽船は1日、本社で入社式を行い、明珍幸一社長が新入社員(陸上40人、海上4人)を前にあいさつを行った。

入社式は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止の観点から、例年の倍以上の広さの会場で、出席者が検温とマスク着用をした中で開催された。

■川崎汽船・明珍幸一社長のあいさつ(要約)

100年を越える歴史の中で、当社はいく多の荒波を乗り越え、常に新しい発想で他社に先駆けた取り組みを心掛けてきた。われわれの先輩方が築いてきた安全で高品質なサービスをさらに磨くためには、何が足りないか。自分がいかに貢献できるのか。変化を先取りし、これまでのやり方を是とせず、幅広く視野を広げ、常に見直す姿勢が大切になる。皆さんには、まず、上司や先輩からしっかり担当業務を学び、従来の発想に捉われず、果敢に新たな取り組みに挑戦してほしい。

荒波といえば、現在われわれが直面している新型コロナウイルスも例外ではない。生産・供給体制のネットワークが全世界に張り巡らされる中、資源輸送から製品輸送に至るまでグローバルな物流網を展開するわが社もその影響を受けることになる。情報を集め、迅速に対処し、事業への影響を抑えるべくグループ挙げて取り組んでいる。

今年度から新たな中期経営計画が始まる。われわれの強みである「安全」「環境」「品質」にさらに磨きをかけ、常にお客様に頼られ、選ばれる会社を目指そう。

事業環境は絶えず変わる。変化に備え、広く知見を深めて、顧客のニーズを汲み取る。わが社ならではの価値を提供し、お客様から頼られるプロとなるよう、ともに切磋琢磨していこう。

いかなる時も、大切な顧客の貨物を預かり、安全に輸送するという使命は不変である。本船運航の最前線で活躍を期待される海上職の諸君には諸先輩方が100年の間、積み上げて来た「安全運航」への取り組み、船舶に関わる技術をしっかり継承し「安全」を最優先で業務にあたってほしい。