ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

世界10港がサイバーセキュリティ連携、神戸港も加入

2020年10月19日 (月)

ロジスティクス神戸市は、世界の主要港湾がサイバーセキュリティに関する知見や対応力を高めるために情報連携するネットワーク「ポートオーソリティーズ・CIO・サイバーセキュリティ・ネットワーク」(PACCネット)に、神戸港が国内港湾で唯一の参加港として加入したことを明らかにした。

PACCネットは、シンガポール海事港湾庁の主導で発足したサイバーセキュリティの連携組織で、同庁が事務局を務める「ポートオーソリティーズ・ラウンドテーブル」の参加港に呼びかけて発足した。趣旨に賛同する港湾の最高情報責任者(CIO)によって構成され、これまでにシンガポール港、アブダビ港、アントワープ港、ハンブルグ港、ポートクラン、ロングビーチ港、ロッテルダム港、シアトル港、モントリオール港、神戸港の10港が参加を表明している。

今後は四半期ごとに定期的なオンライン会議を開催してインシデント発生時の情報共有を図るほか、発足に伴い10月8日と9日にシンガポール海事港湾庁、国際海事機関(IMO)などがウェブセミナーを開催した。8日にはPACCネットの発足が正式に発表され、参加港による署名式の様子や祝辞などが放映された。

ポートオーソリティーズ・ラウンドテーブルはシンガポール海事港湾庁が2015年から開催しており、5回目となった昨年は神戸港がホスト港となって日本で初開催。各国から15港が参加した。