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ロジザード、台湾の物流事情に合わせた機能追加

2020年10月22日 (木)

ECロジザードは22日、同社のクラウド倉庫管理システム(WMS)「ロジザードZERO(ゼロ)」で、台湾の物流事情に合わせた台湾EC向けオプション機能を追加した、と発表した。

越境ECの展開先として台湾への注目度が高まるなか日系企業の進出が増えつつあり、日本からの配達リードタイム短縮や送料削減といった理由だけでなく、香港など中華圏の市場に対する物流拠点として、台湾を活用する事例がみられるが、台湾では商品出荷時に商品と一緒に統一発票を同梱することが求められるケースがある。

そこで、ロジザードゼロでは統一発票を含む伝票を一体型帳票の形で出力できるようにし、統一発票の入れ間違いや作業効率の向上につなげる。また、ECで商品を購入した際に受け取りの主要手段として「コンビニ受け取り」が利用されているため、セブンイレブン、ファミリーマートなど主要コンビニエンスストア向けの帳票出力、データ連携に対応した。

さらに、統一速達が提供する「黒猫宅配便」が台湾の宅配シェア40%を握っていることから、黒猫宅配便の送り状を発行するための専用システムとの連携にも対応した。

同社は「かねてから、日本品質の倉庫管理システム(WMS)を海外の物流現場でも活用してもらうべく、多言語対応や機能のローカライズを進めてきた。今回の台湾EC対応により、台湾での物流現場でも日本で実績のあるEC物流向けの機能を現地言語で簡単に利用できるようになる。今後も台湾に進出している日系物流会社とも連携しながら、EC事業者の台湾市場進出を物流面で支援していく」としている。