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ESR、三重県で15.5万m2「弥富⽊曽岬DC」着工

2020年12月15日 (火)

拠点・施設ESRは15日、三重県木曽岬町で延床面積15.5万平方メートルのマルチテナント型物流施設「ESR弥富木曽岬ディストリビューションセンター(DC)」を着工した、と発表した。2022年4月28日の竣工を目指す。

※クリックで拡大(出所:ESR)

同施設は、県道108号木曽岬弥富停車場線沿いに位置し、国道23号(名四国道)木曽岬インターチェンジ(IC)から3キロ、伊勢湾岸自動車道弥富木曽岬ICから11キロ、東名阪自動車道弥富ICから14キロの立地。

名古屋港鍋田埠頭コンテナターミナルまで13キロ、中部国際空港セントレアまで46キロで、名古屋市中心部までは5キロと近く、名古屋市内の内陸部と湾岸部への配送に適しているだけでなく、東海全域や関西への広域物流拠点としても活用できる。

建屋は中京圏最大級となる延床面積15万5332平方メートルの地上4階建て。大型車両が全フロアに直接乗り入れられる上り下り専用のダブルランプウェイを設けてワンウェイ導線とするほか、トラックバースを各階に56台、合計224台分を設置し、荷捌き・トラックバース前の待機スペースも確保する。

▲1階配置図(出所:ESR)

内部は、1階が有効高6.8メートルの低床式倉庫で、1平方メートルあたり床荷重2トン(フォークリフト2.5トン)のエリアと、重量物対応の床荷重3トン(フォークリフト3.5トン)のエリアを設置。2階から4階はプラットフォーム型の高床式倉庫で、有効高は2階・3階が5.5メートル、4階が6-6.95メートルに設定されている。床荷重は1平方メートルあたり1.5トン。荷物用エレベーターや垂直搬送機を設置できる。賃貸は最小区画1550坪からで、各階最大5テナント、合計20テナントが入居できる。

このほか、従業員向け設備としてデザイン性に優れた展望ラウンジやテラス、女性用パウダールーム、ショップなどを設け、エントランスホールやエレベーターホールの空間デザインにも力を入れるなどして、「働きやすさだけでなく、季節の移ろい、その土地の歴史などを感じ」られる物流施設を目指す。

また、屋上の太陽光パネルや全館LED照明などで環境に配慮しているほか、停電時でも荷捌きできるオーバースライダーを全フロアのトラックバースに設け、非常用自家発電設備で事業継続を支援する。同施設は木曽川付近に立地するが、敷地の高さを海抜4.85メートル、1階の床の高さを海抜5.55メートルに設定することで「津波や高潮、豪雨による浸水被害リスクが非常に低い施設」となっている。

■ESR弥富木曽岬ディストリビューションセンターの概要
所在地:三重県桑名郡木曽岬町新輪1丁目3番4
敷地面積:7万9095平方メートル(2万3926坪)
延床面積:15万5332平方メートル(4万6988坪)
竣工:2022年4月28日
構造:地上4階建て、耐震・耐火建築物RC+S造
用途地域:市街化調整区域(木曽岬干拓北部地区地区計画)
企画設計・マスタープラン・基本計画:ESR
設計・施工:戸田建設名古屋支店(ラウンジデザイン:タカトタマガミデザイン)
アクセス:三重県道108号木曽岬弥富停車場線沿い、国道23号(名四国道)木曽岬ICから3キロ、伊勢湾岸自動車道弥富木曽岬ICから11キロ、東名阪自動車道弥富ICから14キロ
電車:近畿日本鉄道名古屋線近鉄弥富駅から10キロ