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ESR、中京圏最大15.3万m2「弥富⽊曽岬DC」開発

2020年1月10日 (金)

▲「ESR弥富⽊曽岬DC」完成予定図(出所:ESR)

拠点・施設ESR(東京都港区)は10日、三重県⽊曽岬町に延床面積15.3万平方メートルの4階建てマルチテナント物流施設「ESR弥富⽊曽岬ディストリビューションセンター」を開発する、と発表した。2020年12月着工、22年4月末の竣工を目指す。

同施設は、国道23号(名四国道)「⽊曽岬インターチェンジ」(IC)から3キロ、伊勢湾岸⾃動⾞道「弥富⽊曽岬IC」から11キロ、東名阪⾃動⾞道「弥富IC」から14キロに位置する⽊曽岬⼲拓地⼯業⽤地の第⼀期分譲区域内に立地し、名古屋港鍋⽥埠頭コンテナターミナルまで13キロ、中部国際空港セントレアまで46キロ、名古屋市中⼼部まで25キロにあるため、名古屋市内の消費地だけでなく、東海全域、関⻄、関東地⽅への戦略的拠点として需要が⾒込まれる。

建屋は、1階から3階までの各階に直接乗り⼊れ可能な上り下り専⽤のランプウェイと、各60台・計180台の⽚⾯トラックバースを設け、各区画には荷物⽤エレベーター1基と垂直搬送機1基を配置する。1階は、低床式倉庫とプラットフォーム型の⾼床式倉庫を併設し、倉庫部分は最⼤20テナントに分割可能。3・4階はメゾネット式の設計とする。

敷地内には、54台分の⼤型トラック待機場のほか、従業員向けに283台分の駐⾞場と100台分のバイク駐輪場を用意し、ラウンジ、ショップなどのアメニティ設備も充実させる。環境対策では、倉庫・事務所・共⽤部のLED照明、敷地内の緑化計画、太陽光パネルの設置、断熱性の⾼いサンドウィッチパネルの採⽤などに取り組むほか、BCP対策では、⾮常⽤⾃家発電機の導⼊し、地域住⺠の避難先や災害物資の発送拠点としても活用される。

▲(左)ESRの松波秀明取締役(右)鈴⽊英敬三重県知事

開発計画発表にあたり同社は、取締役の松波秀明氏が三重県庁を訪れ、鈴⽊英敬知事にプロジェクトの概要を説明した。

ESRの松波秀明取締役「今までに名古屋圏で竣⼯した3物件(弥富DC、名古屋南DC、名古屋⼤⾼DC)もほぼ満床で、昨年秋に着⼯し本年11 ⽉竣⼯予定の愛⻄DC(愛知県愛⻄市)も既に半分ほど申し込みが⼊っており、今回の弥富⽊曽岬DCについても早い時点で満床になると期待している」

鈴⽊英敬三重県知事「中京地区最⼤のビックプロジェクトということで、第⼆期分譲以降への起爆剤になると思う。雇⽤創出や災害時の避難場所としての協⼒など、地域貢献もありがたい。県としてプロジェクトの完成を全⼒でサポートし、⾼速道路ネットワーク整備など国へも働きかけていきたい」

施設の概要
所在地:三重県桑名郡⽊曽岬町新輪1-3-4
敷地⾯積:7万9095平方メートル(2万3926坪)
延床⾯積:15万3092平方メートル(4万6310坪)
着工:2020年12⽉
竣⼯:2022年4⽉末
構造:地上4階建て、耐震・耐⽕建築物、RC+S造
⽤途地域:市街化調整区域(⽊曽岬⼲拓北部地区地区計画)
アクセス:三重県道108号⽊曽岬弥富停⾞場線沿い、国道23号(名四国道)「⽊曽岬IC」から3キロ、伊勢湾岸⾃動⾞道「弥富⽊曽岬IC」から14キロ、東名阪⾃動⾞道「弥富IC」から11キロ、近鉄名古屋線「近鉄弥富駅」から10キロ、名古屋市中⼼部まで25キロ、名古屋港鍋⽥埠頭コンテナターミナルまで13キロ、中部国際空港セントレアまで46キロ