豊田自動織機、高浜工場にローカル5G導入へ

調査・データ豊田自動織機とその子会社の豊田自動織機ITソリューションズ（愛知県刈谷市）、電気通信事業などを展開するキャッチネットワーク（同）はこのほど、第5世代移動通信システム（5G）を敷地内などで限定的に利用する「ローカル5G」の実証実験を開始した。高速大容量で超低遅延、多数同時接続可能な通信環境の構築を目指す。

通信環境を構築した豊田自動織機の情報技術研究所「e-Lab」を基地局とし、同社の高浜工場とネットワーク接続する。豊田自動織機はプロジェクトの統括、豊田自動織機ITソリューションズは情報システム構築や実証実験の実施・検証、キャッチネットワークは設備の構築などを担う。年内を目途に性能評価や有用性確認などを行ったのち、来年にも同工場に導入する。

▲ローカル5Gネットワークのイメージ（出所：豊田自動織機）

高浜工場での実証実験は、自動運転フォークリフトや無人搬送車（AGV）などの自律走行車を対象に実施する予定。5G通信を活かし、より高精度で安全な自動運転技術の開発に取り組むという。