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近鉄百貨店、物流子会社通じ館内物流拡大方針

2021年4月12日 (月)

国内近鉄百貨店は、物流子会社「近畿配送サービス」(大阪府八尾市)の事業構造改革に乗り出す。

国内一の高さを誇る超高層ビル「あべのハルカス」が開業する際に受け持った館内物流機能を強みとして、関西エリアの商業施設やオフィスビルを対象に近鉄百貨店以外からの物流受託を積極化することで、事業の採算性を高める。

近畿配送サービスは普通トラック、軽貨物トラック、保冷トラックなど176台を保有する近鉄百貨店の物流子会社で、2013年6月に開業したあべのハルカスの館内物流業務を担った。近鉄百貨店グループ9店舗に事業所を展開し、あべのハルカス内の本店事務所とは別に、大阪府八尾市の「近鉄流通センター八尾」に本社事務所を構えている。

近鉄百貨店では、21年度を初年度とする3か年の中期経営計画に、近畿配送サービスの事業構造改革を盛り込み、既存の事業エリア内で独自の配送機能の確立を目指すとともに、館内物流を武器として、従来カバーしてこなかったエリアにも進出する。