ロジスティクスDHLエクスプレスは12日、ECの拡大などによる航空貨物の需要増を受けて、アジア太平洋地域における路線網を増強したと発表した。パートナー企業の米カリッタ航空が運航するDHL専用機により、米国-シンガポール間で新たに週5便の運航を開始する。
米国発便はシドニーを経由し、シンガポール発便は香港と日本を経由する。加えてシンガポール-シドニー間で、新たに週6便を追加する。
そのほか、DHLエクスプレスとドイツのルフトハンザ・カーゴによるジョイントベンチャーのエアロロジックが、ライプチヒと香港・シンガポールをバーレーン経由で結ぶ便を新たに週6便運航する。
DHLエクスプレスは東南アジアにおけるハブであるシンガポールで、カリッタ航空とエアロロジックの貨物を乗せ換えられるスケジュールを組むことで、アジア太平洋地域における存在感を高める考え。