財務・人事ハマキョウレックスが11日に発表した2021年3月期の通期連結決算は、売上高が1188億7600万円(前年度比2.9%減)、営業利益が105億6300万円(3.7%増)、最終利益が64億2700万円(3.1%増)で減収増益となった。主力の物流センター事業の増益が寄与した。
物流センター事業の売上高は715億1900万円(0.6%減)、営業利益は82億4300万円(6.6%増)。コロナ禍により減収となったものの、さらなる生産性の向上などに取り組んだ結果、増益を達成した。
一方、貨物自動車運送事業は売上高が473億5600万円(6.2%減)、営業利益が23億1400万円(5.5%減)。下半期に入って回復傾向にあるものの、特別積み合せ貨物の物量減が響き減収減益だった。
今期は売上高1250億円(5.2%増)、営業利益110億円(4.1%増)、最終利益67億5000万円(5%増)で増収増益を見込む。
■24年度に売上1350億円めざす新中計
なお、同社は決算発表に合わせて24年度までの新たな中期経営計画も発表。最終年度に売上高1350億円、営業利益121億円、最終利益72億円を目指すとしている。期間中には「DX推進部」の新設による物流センターの省人化、EC物流の拡大、近物レックスのターミナルの物流センター化などに取り組む。
21/3/通期 [前年同期比] | 21/3/3Q [前年同期比] | 21/3/中間 [前年同期比] | 21/3/1Q [前年同期比] | |
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売上高 | 118,876 [-2.9%] | 89,434 [-3.6%] | 57,675 [-4.4%] | 28,637 [-3.6%] |
営業利益 | 10,563 [3.7%] | 8,220 [1.7%] | 4,894 [-3.6%] | 2,367 [-5%] |
最終利益 | 6,427 [3.1%] | 5,133 [6.2%] | 3,154 [2.7%] | 1,538 [0.7%] |
売上高営業利益率 | 8.9% | 9.2% | 8.5% | 8.3% |