サービス・商品伊東電機(兵庫県加西市)は「第2回関西物流展」のブースで、物流現場の仕分けラインを模した巨大なデモンストレーションを披露。ひときわ目立つ演出に、来場者の注目を集めた。
荷物が次々とラインを流れていくが、よく観察すると、ライン上の荷物の間隔を自動で調整したり、前を流れる荷物に衝突しそうなくらいに接近した荷物のスピードを遅らせたりと、きめ細かく自律調整されているのが分かる。その秘密が、伊東電機が独自開発した「パワーモーラー」だ。
パワーモーラーは、ラインを構成するパイプの内部に搭載されている制御機器。荷物のサイズによって、間隔を調整して設置する。内蔵したモーターを動力源に、パイプに荷物が触れたことを感知した時点で回転を始めるが、荷物の動き方を察知して回転スピードを変える優れものだ。