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米EVトラック市場、26年まで年平均149%増へ

2021年6月30日 (水)

調査・データグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)はこのほど、市場調査レポート「電気商用車の米国市場―技術革新による変革の促進」を発売した。米国のフロスト&サリバン社がまとめたもので、レポートでは同国の電気トラック市場が、2020年から26年にかけて年平均148.5%増の成長を続けると予測している。

同レポートでは、昨年からのコロナ禍がもたらした電気トラック市場へのマイナス影響は比較的小さいと予想。市場がまだ初期段階にあることや、コロナ禍以前の受注残があることなどから、20年はわずかに増加するとの見方を示した。

21年以降については、経済危機からの回復を目指す政府の取り組みにより、大幅な成長が見込まれるとし、20年から26年にかけての年平均成長率が148.5%増に上ると予測。厳しい排出ガス規制や低排出ガス地域の設定などが成長を後押しするとした。

そのほか、電気商用車の総所有コストを効果的に削減する技術開発が進むと予想。充電インフラの整備や取得コストの低減などにより、液化天然ガスなど他の代替燃料を使用する車両との競争の影響も、小さいとの見通しを示した。