ナビロジ、メール便大手との提携でフルフィル開始

ロジスティクス東京23区での宅配事業などを展開するナビゲーションロジスティクス（ナビロジ、東京都江東区）は29日、メール便業界大手のポストウェイ（東京都墨田区）との業務提携を発表した。EC（電子商取引）のフルフィルメントサービスを開始する。

EC事業者において発生する、商品の保管、ピッキング、梱包、配送などの業務をナビロジが担当。EC事業者はノンコア業務を外注化することで、業務効率化や利益率向上を期待できるとしている。

発表に際しては配送料金の価格を訴求しており、東京23区内の配送料は最小の60サイズ・80サイズが税込429円、最大の160サイズが1190円としている。保管料と追加ピッキング料は個別に見積もる。10月末までにフルフィルメントサービスの取引を開始した新規顧客企業には、特別キャンペーンとして12か月間料金を15％割り引く

ナビロジは2017年2月に設立した、軽貨物運送・一般貨物自動車運送事業者で、近年はEC需要の取り組みに向けた各種の施策を推進。9月1日には、送り状の一括発行システム「ナビラベル」の提供を開始し、EC企業などからの大口注文の受注増を目指す考え。

また、8月25日には事業拡大に向けて自社採用の正社員ドライバーを倍増する計画を発表し、現在は11人在籍しているドライバーを、1年後を目途に計25人に増やすとしている。

一方のポストウェイは2004年7月に設立。メール便やダイレクトメールの配送業務、ポスティング業務などを主な事業としている。