宅配のナビロジ、電動3輪による「エコ便」開始

ロジスティクス東京23区での宅配事業などを展開するナビゲーションロジスティクス（ナビロジ、東京都江東区）は3日、aidea（アイディア、東京都港区）が製造する電動3輪バイク「アイディアAAカーゴ」による宅配便「ナビロジエコ便」を開始した。まずは12月31日まで実験的に実施し、荷物1個あたりの配送コストや二酸化炭素排出量を検証しながら、順次アイディアAAカーゴの導入を拡大する。

宅配便は主に軽自動車が使用されることが多いが、軽車両の電動3輪バイクによる配送に取り組むことで、物流業界におけるSDGs（持続可能な開発目標）の達成をめざすという。同社は将来的には、2輪バイクや4輪自動車も含めて、保有する全車両を電動車両に置き換える考え。

同サービスでは集荷依頼の際に「ナビロジエコ便での配送希望」と指定された荷物を、アイディアAAカーゴで優先的に配送する。なお、ナビロジの試算によれば、ガソリンエンジンの3輪バイクが時速30キロで1キロの距離を走行した場合のコストは2.3円だが、アイディアAAカーゴを使用した場合は1円で4割程度に抑えられるという。