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在庫管理のスマホ利用倍増、インフュージョン調べ

2021年9月6日 (月)

在庫スイートクラウド(インフュージョン)

調査・データインフュージョン(横浜市港北区)は6日、物流施設の在庫管理業務におけるスマートフォンの利用率調査の結果を発表した。この1年間で在庫の管理にスマートフォンを導入するユーザーは28%から54%へほぼ倍増していることが分かった。物流現場ではハンディタイプのターミナル端末が一般的だったが、コード判読による管理スタイルが急速に浸透している。業務効率化の推進に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進み出していることを裏付ける結果となった。

インフュージョンが提供するクラウド・SaaS(必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア)在庫管理システム「在庫スイートクラウド」のデバイス利用ユーザー264拠点を対象に、入出庫・倉庫業務にかかる2020年8月と2021年8月のスマートフォンの利用率を調べた。

利用デバイス構成率の推移(出所:インフュージョン)

調査の結果、2020年8月と2021年8月の比較で、スマートフォンのみ利用しているユーザーは11%から25%に、ハンディターミナルとスマートフォンを併用しているユーザーは17%から29%にそれぞれ増加した。一方、ハンディターミナルのみ利用しているユーザーは72%から45%に減少した。

インフュージョンは、「スマートフォン内蔵カメラの読み取り性能の向上に加えて、バーコードや二次元コードによるキャッシュレス決済の利便性にかかる実体験から、スマートフォン採用のハードルが下がった可能性がある」と指摘している。