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現場ごとにハンディ・スマホ選択可能なクラウド在庫管理

2018年10月24日 (水)

EC業務用ソフトウェア開発のインフュージョン(横浜市港北区)は24日、クラウド/SaaS型在庫管理システム「在庫スイートクラウド」に、Google Playでハンディターミナル向けとスマートフォン向けの2本のアプリを同時配信する新オプションサービス「マルチデバイスオプション」を、31日から提供開始すると発表した。

バーコードやQRコードを使った在庫管理の入力デバイスには、ハンディターミナルとスマートフォンを使用されるが、広く普及したスマートフォンならコストは抑えられるもののカメラでのバーコード読み取りは暗所でピントが合わず、別途リーダーが必要となっている。ハンディターミナルはバーコード読み取りが優れているだけでなく、高い堅牢性・耐環境性を持つが、全ユーザーに導入するとコストが増えてしまうことから、「カメラでの読み取り性能を高めつつ、予算や現場環境にあわせたデバイス選びが望まれている」。

新オプションは、Google Playからデンソーウェーブ製Androidハンディターミナル「BHT-1700/1800」用に最適化したアプリと、Androidスマートフォン向けアプリを同時に配信する。スマートフォン向けアプリではカメラでのバーコード読み取りを強化。暗室並みの暗さでも読み取りが可能となり、棚の奥や箱の中に入っている商品を読む際に効果を発揮。ハンディターミナルとスマートフォンの混在利用もでき、ユーザーは各現場に適したデバイスを選定することができる。オプション価格は、初期設定費用が12万円(税抜)、月額費用(10人コース)が1.2万円となる。

▲(左)従来からインフュージョンが提供するWeb型アプリでのスマートフォンカメラ読み取り(右)新オプションによるスマートフォンカメラ読み取り

年内にはAppStoreからiPhone向けアプリも配信する。携帯プリンター連携を進めるなどさらなるモバイルソリューションの強化を進め、1年間で100契約を目指す。