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北欧建材輸送大手、電動トラックの実運用テスト

2020年10月16日 (金)

国際ボルボ・トラックは15日、建設業界向け完全電動トラックの顧客テストを開始すると発表した。スウェーデンで生コンクリートや砂利輸送を手がけるスウェロック社に2台の大型トラック「ボルボFM」「ボルボFMX」を使用してもらい、特に騒音とCO2排出量の削減に敏感な都市部の電動車両需要に対応できるかを実証する。

スウェロックは2年間、「電気コンクリートトラック」として日常業務に使用する。同社は2045年までに大気中への温室効果ガス排出量を「実質ゼロ」にする目標を掲げており、ボルボの電気トラックを使用することで、CO2排出量をトラック1台につき年間800トン強削減する。

スウェロックの部門責任者は「私たちにとって、これは化石燃料を使うことで排出されるCO2の削減を目指す『明日のトラックへの旅』の重要なプロセスだ。すでに15台のハイブリッドトラックを運用しているが、今回のプロジェクトを通じて完全電動トラックをテストし、コンクリートトラックが『エコベトン』(スウェロックの環境配慮コンクリート)を輸送することによって、納品先の顧客企業は気候への影響をさらに軽減させることができる」と話している。