ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

米国でドローン安全運航の特許取得、ユニフライ

2022年1月5日 (水)

(イメージ)

国際Terra Drone(テラドローン、東京都渋谷区)の海外グループ会社、ユニフライ(ベルギー)は5日、米国の低空域でドローンを安全に運航するためのフレームワークに関する特許を取得したと発表した。

特許は、航空管制されていない低い領域で、ドローンの安全運行に資するもの。さまざまなプラットフォームからドローンの情報を取得するとともに、有人航空管制ともやり取りしながら安全性を担保する仕組みだ。

ユニフライは、ベルギーの研究機関出身者を中心に2015年に設立。ドローン版航空管制システムのUTM(Unmanned Traffic Management)を開発し、欧米5か国で導入実績がある。これまでに各国でドローンの商用化や市場拡大に向けたプロジェクトにも参画してきた。メンバーの中に複数の元航空管制官が含まれていたことから、ドローンの安全運行に関する技術面だけでなくフレームワークに対する知見も生かして特許取得に至った。

日本では22年6月に改正航空法が施行され、屋外を飛行させる機体重量100グラム以上の無人飛行機はすべて事前の機体登録が必要となる。同社は「安全で効率的な無人運航を実現する管理を検証し、ドローン業界の発展に貢献したい」としている。