ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

長崎県五島市でドローン運航管理システムを検証

2021年10月21日 (木)

(イメージ)

国内長崎県五島市を拠点にドローンによる生活支援活動を展開するそらや(長崎県五島市)は21日、ドローン運航管理システムの実地検証を実施すると発表した。

ドローンの「レベル4飛行」(無人航空機の有人地帯における補助者なし目視外飛行)の解禁を見据えて、航空管制システムの検証を行うことで、安全な運航の実現につなげる。

そらやや五島市など6者でつくるドローン運航推進グループ「NEDO DRESS五島コンソーシアム」が、航空管制システムの運用実証を目的とした「NEDO DRESSプロジェクト地域実証」に参加する。

五島市では、2018年からドローンの域内活用に向けた取り組みを推進しており、その実現には空の交通整理機能を担うドローンの運航管理システムが重要な役割を果たす。今回の実地検証では、五島市内で既に活用されているユースケースを中心に複数用途のドローンの同時飛行などを通じて、運航管理システムの試験的な運用の実施と、同システムの運用方法等の課題抽出等を行うことを目的とする。

運航管理システムは、飛行計画の登録申請や申請された計画の承認及び否認、飛行中の機体の位置情報の表示、飛行中の機体同士が接近した場合のアラートの発出などさまざまな機能を搭載。五島市内では4つのユースケースでドローンを運航し、複数ユースケース間の飛行計画登録状況や、飛行中の機体の位置情報を確認することなどで飛行前及び飛行中の安全管理を行う。それぞれのユースケースに飛行の優先順位を設定し、緊急時に優先されるべきユースケースの飛行を遅滞なく優先飛行できるような運用の検証も行う。