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タイムマシーン、冷凍品の価値発信する共同体参加

2022年1月12日 (水)

(イメージ)

フードタイムマシーン(東京都中央区)は12日、「冷凍品」にまつわる正しい認知の拡大と、サスティナブルなライフスタイルの推進を目指す「フローズンエコノミーラボ」のパートナー企業に参加したと発表した。

「フローズンエコノミー」とは、冷凍品を活用するサービス提供や事業運営をする企業・団体だけでなく、冷凍技術の進化や調理器具を含めた電気製品や電力供給、資材、物流といった、冷凍品にまつわるあらゆるものを含んだ経済圏のことを指す。2021年11月現在で、多岐にわたる業種の事業者がパートナー企業に参加、冷凍品の新しい価値を創造、発信するための共同体「フローズンエコノミーラボ」を作って活動している。

同ラボは、食品の冷凍に関する正しい認知の拡大▽家庭や生活圏における施設での冷凍保存スペースの拡大や、流通コストなどの課題解決を通して、冷凍された食品が流通しやすい環境づくり▽冷凍により、保存期間や販売手法に変化をもたらすことで、社会課題であるフードロス削減に貢献できるという認知の拡大――をミッションに掲げている。

こうしたミッションに基づき同ラボは、冷凍品の普及活動や、専門家を招いての市場に関する勉強会、事例や運営ノウハウの事業者間での交流などを定期的に行なっている。

タイムマシーンは、IoTセンサーを利用した温度管理システム「ACALA MESH」(アカラメッシュ)をはじめとするITサービスの開発、運営を行う。アカラメッシュはワクチンや治験薬など医薬品の温度管理を目的に開発され、病院などの医療施設に導入されている。

同社は「冷凍食品の品質管理においても、製造時や保管時の温度管理は非常に重要だ。IoTシステムによる温度監視や記録の自動化はもとより、蓄積した温度データから冷蔵機器の故障検知やメンテナンスの必要時期を通知するなど、AI技術を用いた食品業界のDX化、またフードロスにも貢献していきたい」と同エコノミーへの参加を意気込んでいる。