調査・データaiESG(福岡市博多区)は20日、JOYCLE(東京都港区)および石狩市と共同で実施した分散型廃棄物処理インフラの実証実験結果を発表した。JOYCLE製小型処理装置「JOYCLE BOX」12台を石狩市内に配置し、従来の焼却炉への長距離運搬と比較検証を行った。
実証では収集車2台分の業務を代替できることを確認。年間CO2排出量56トン削減、燃料消費量1万6280リットル削減、運搬コスト7200万円削減の効果を試算した。労働時間も169時間短縮可能と算出された。
JOYCLE BOXは火を使わない電熱線による熱分解技術で廃棄物をバイオ炭やセラミック灰に資源化する装置。運用コストを含めても5-6年で初期費用3億6000万円の回収が可能との結果を得た。石狩市の企業連携推進課は「広大な北海道での持続的なごみ収集を目指すプロジェクト」と評価している。実証は1月27日から31日まで石狩市内で実施された。
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