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SBS、イオンネクストデリバリー出資でEC物流参入

2022年3月2日 (水)

▲イオン取締役代表執行役社長の吉田昭夫氏(左)とSBSHD代表取締役社長の鎌田正彦氏(出所:SBSHD)

ロジスティクスSBSホールディングス(HD)は2日、イオンネクスト準備(千葉市美浜区)の子会社で次世代型オンラインスーパーマーケット事業の物流を担うイオンネクストデリバリー(同区)へ出資すると発表した。

イオンネクスト準備は、2023年に最先端技術を導入した次世代型オンラインスーパーマーケットの本格稼働を目指して準備を進めており、イオンネクストデリバリーはその物流関連事業を担う。

今回の出資合意は、イオンネクスト準備が所有する最先端のAI(人工知能)やロボティクス機能を導入した国内初の顧客フルフィルメントセンターと、SBSグループのラストワンマイル輸送における豊富な物流オペレーションノウハウを融合することにより、幅広い品揃えの新鮮な食料品や日用品を欲しいタイミングで宅配するニーズを実現するのが目的だ。SBSHDは配送オペレーションやインフラ機器の設計、中継拠点の調達・整備、EV(電気自動車)の活用、ドライバー採用や教育など、グループ内の知見をイオンネクストデリバリーに提供していく。

SBSグループはことし、EC(電子商取引)サービスの宅配物流に本格的に参入し、30年までに首都圏にEC荷物専用拠点を15か所程度展開することで、EC事業を第2の事業の柱にする方針を掲げる。このたびのイオンネクストデリバリーへの出資を契機として、物流業務における協業と国内ネットスーパーで圧倒的な支持を得られるサービスを確立することにより、ラストワンマイル分野の企業価値を向上させる体制を構築する。

イオンネクストデリバリーの概要
所在地:千葉市美浜区中瀬1-5-1
代表取締役:バラット・ルパーニ
事業内容:次世代型オンラインスーパーマーケット関連の物流事業
出資比率:イオンネクスト準備100%(現時点)
純資産:5100万円(SBSホールディングス出資後は1億円)