NTTロジスコ、AI･クラウドで荷主の物流改革支援

サービス・商品NTTロジスコ（東京都大田区）は25日、AI（人工知能）やクラウドサービスを用いて荷主企業の物流業務と発注補充業務の企画・構築・運営を包括支援する「ロジスティクスDXソリューション」の提供を開始した。

持続可能な物流体制の構築に向けて「抜本的な改善」に取り組みたいとの要望が荷主企業から多く聞かれることから、NTTロジスコが荷主企業の物流課題を整理し、デジタル技術を用いてサプライチェーン計画に反映することで、サプライチェーン全体のパフォーマンス向上を支援する。

具体的には、NTTロジスコが荷主企業の物流現場の改善につながる”気づき”をデータに基づいて定量的に分析・検証して理論化し、システムに反映することで業務の標準化と物流効率を考慮した発注補充計画の策定を可能とするほか、仕入先や納品先との納期調整や前倒し納品などの物流条件の交渉も行い、業務の平準化を支援する。

現場の”気づき”や物流条件に配慮した発注補充計画を策定することで、サプライチェーン全体の在庫が最適化され、最終的に荷主企業のキャッシュフローの改善や、保管・輸配送・倉庫内作業のコスト削減につながるほか、AIやクラウドサービスを用いて需要予測・在庫計画・物流計画を短いサイクルで回していくことで、調達リスクや需給変化への対応力の向上と欠品防止につながるという。

同社は今後、流通業を中心とする荷主企業に対して「ロジスティクスDXソリューション」を訴求していく方針。

▲ロジスティクスDXソリューションの概要（出所：NTTロジスコ）