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物流環境大賞に日本通運「CO2可視化ツール」

2022年6月7日 (火)

(イメージ)

認証・表彰日本物流団体連合会は7日、第23回物流環境大賞の受賞者を発表した。大賞は「CO2排出量の可視化による脱炭素社会実現に向けた物流提案支援ツール」を開発した日本通運(東京都千代田区)が受賞した。

発表によると、審査は野尻俊明・流通経済大学理事長を長とする選考委員会が行った。大賞に輝いた日本通運の取り組みは、国内ネットワーク輸送でCO2排出量を可視化する日本初の検索ツール「ワンストップ・ナビ」の開発。このツールは、発着地、貨物重量などを指定すれば、誰でも輸送モード別のリードタイムやCO2排出量を一括で算出できる。また会員登録により運賃も検索可能で、環境への配慮を含めた顧客への最適な輸送モード提案につなげている。

■ワンストップ・ナビ
https://www.nittsu.co.jp/logistics_solution/it/onestop-navi/

表彰式は6月27日(月)15時から第一ホテル東京(東京都港区)で開く。その他の主な賞の受賞者は次の通り。

【低炭素物流推進賞】味の素物流企画部・F-LINE常温本部南関東支店マルチモーダルサービスセンター「“持続可能な社会実現に向けた取り組み” 未来につなぐ物流の構築」▽佐川急便、東京九州フェリー「横須賀〜新門司間高速フェリーに大規模転換〜大幅なCO2削減・労働環境改善・レジリエンス強化〜」
【サステナブル活動賞】クラベ「商品センター(Logistics Center)を基点とした物流CO2削減」▽東芝、SBS東芝ロジスティクス「コンテナ本数削減・積載効率向上のための製品開発まで遡った連携改善取組み」

【先進技術賞】キョクレイ「太陽光発電設備による環境負荷低減と省エネ型省力化機器による庫内作業自動化推進」▽ユニ・チャームプロダクツ、住友精化、井本商運、バンテック、日立物流「海上コンテナ転用による資材国内輸送と同一コンテナでの製品輸出で環境負荷低減に貢献」
【日本物流記者会賞】いすゞ自動車「大型LNGトラックの量産車開発」