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米FedEx、フォード製EVバン10台導入

2022年8月10日 (水)

国際米物流大手フェデックス・コーポレーション(FedEx)は9日、子会社で宅配サービスを手がけるフェデックスオフィスが、地域配送用に米フォード製の商用電気自動車(EV)のバン10台を導入すると発表した。注文から数時間以内にドアツードアで配達するサービスに投入する計画だ。

それによると、この車両はフォードの商用車部門であるフォード・プロの車両で、「フォードEトランジット」と言う。バッテリー式で、1回の充電で126マイル(203キロメートル)走行でき、地域の宅配便に最適な車両という。現在、アリゾナ州やカリフォルニア州など9か所で、道路状況や天候に応じた性能を確かめる試験が行われている。充電ステーションは、フェデックスオフィスが各配送拠点に設置している。実用性を確認したうえで、同社の即配サービス「フェデックス・セイムデイシティ・ネットワーク」に投入する。

▲フォードEトランジット(出所:フェデックス・コーポレーション)

フェデックスは、自社の車両の電動化を進め、2040年までに集配車両全体の排出ガスをゼロにする目標を掲げており、今回のバン導入もその一環だ。フェデックスオフィスのブライアン・フィリップス社長兼CEO(最高経営責任者)は「フェデックス・セイムデイ・シティは、フォードEトランジットの能力を試すのに最適な場となる。当社の電動化戦略を拡大できる」とコメントしている。