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大和ハウス系リートが増資中止、日本ロジ破たんで

2022年9月1日 (木)

財務・人事総合物流の日本ロジステック(東京都千代田区)の経営破たんに関連して、不動産投資信託(REIT)の大和ハウスリート投資法人は8月31日、計画していた物流施設4施設の取得と、そのための新投資口の発行(増資)などによる資金調達を中止したと発表した。4施設のうち3施設に日本ロジステックが入居しており、経営破たんの影響が見通せないためとしている。

発表によると、同投資法人は大和ハウス工業が開発し、大和ハウスグループが保有している4施設を取得するため、新投資口の発行・売り出しと借り入れで270億円を調達することを計画していた。ところが、このうちDPLつくば谷田部(茨城県阿見町)、DPL広島観音(広島市西区)、DPL沖縄豊見城I(沖縄県豊海城市)の3施設に主要テナントとして入居する日本ロジステックが民事再生法の適用を申請したことで、各物件の収益性が揺らいだ。

同法人はこれらの中止に伴う業績への影響について、速やかに確認して開示するとしている。