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大和ハウス系住宅・物流リートが合併、物流2施設取得

2016年4月15日 (金)

拠点・施設大和ハウス工業系の大和ハウス・レジデンシャル投資法人と大和ハウスリート投資法人は15日、合併すると発表した。

大和ハウス系住宅・物流リートが合併、物流施設2物件取得

合併は、大和ハウス・レジデンシャル投資法人が大和ハウスリート投資法人を吸収合併する形で9月1日に実施する。また、両投資法人の資産運用会社も合併して一本化する。

これにより、大和ハウスグループの開発物件を中心に取得を進め、資産規模8000億円を目指す。

大和ハウスリート投資法人は、物流系リート5銘柄のなかで日本プロロジスリート、GLP、日本ロジスティクスファンドに次ぐ4番目の保有資産規模で、これまでの取得資産の総額は2063億円。リート全体では27位の規模となる。

存続法人となる大和ハウス・レジデンシャルは住宅系リート9銘柄のなかで3位の2563億円、リート全体では2563億円となっている。

両投資法人が合併することで、保有資産規模は5068億円となり、リート全体で7位につけることとなる。物流に特化するスタイルからは脱却することとなるが、資産規模で物流系トップの日本プロロジスリート(4471億円)を上回る。

物流施設に限定した保有資産規模は1941億800万円で、合併後のポートフォリオに占める割合は38.3%となり、居住施設の51%に次いで中核資産の地位を占める。

新投資法人は、今回の合併発表に合わせて、物流施設2施設を含む6物件を172億1000万円で取得すると発表。物流施設は北九州市の「Dプロジェクトひびき灘」を20億8000万円で、岩手県滝沢市の「Dプロジェクト盛岡II」を12億8000万円で、それぞれ取得する。両施設ともに既存物件。

■取得物件の概要

物件名Dプロジェクトひびき灘Dプロジェクト盛岡II
取得予定価格2080百万円1280百万円
所在地福岡県北九州市岩手県滝沢市
アクセス新若戸道路「北浜出入口」から8.5キロ東北自動車道「盛岡IC」から6キロ
竣工年月2008年9月2015年10月
稼働率100%100%
土地面積3万9659平方メートル1万4355平方メートル
延床面積1万9967.9平方メートル4289.89平方メートル