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ヤマト社長がFBAに言及、アマゾンECサミット

2022年10月13日 (木)

ECアマゾンジャパンが主催する「Amazon ECサミット」が12日にオンラインで開幕し、初日はヤマトホールディングス(HD)の長尾裕社長が出演した。アマゾンが商品の在庫保管・配送を代行するサービス「フルフィルメント by Amazon」(FBA)の今後について、長尾社長は「食品の領域がこれから有望ではないか」と語り、オンライン消費に適したプロセスを構築していく重要性を強調した。

▲アマゾンECサミットでフルフィルメント by Amazonについて語るヤマトHDの長尾裕社長(右)

長尾社長は、同社がこれまでクール宅急便を通じて、全国の生産者や食品会社と長年にわたり関係を築き、いかに鮮度を保ったまま届けるかという視点から商圏や販売機会の拡大に取り組んできたと実績を挙げた。その上で、食品向けサービスとして「クール宅急便のさらなる利便性向上に向けた新しい仕組み」づくりを進めているとした。

このほか、長尾社長は新型コロナウイルス拡大を契機に顕在化した、非対面による荷物の受け取りニーズを挙げ、国内の消費形態の変化を踏まえ「どう売り方を変えていくのか。同時に物流をどう変えていくのか」と問題提起した。

最後に「ドライバーが集荷だけでなく、販売事業者のニーズや困りごとにきめ細かく対応できる体制をとっている。単に荷物を運ぶだけでなく、事業者のビジネスにいかにプラスになるのか考えながら物流を通した価値提供をしていきたい」と述べた。

▲アマゾンジャパンのジェスパー・チャン社長

初日は、アマゾンジャパンのジェスパー・チャン社長がオープニングで講演し、これまでに日本国内でFBA20か所以上、デリバリーセンター45か所以上を構えていることなどを紹介した。

同サミットは13日もオンラインで開催される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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