サービス・商品ファンドクリエーション(FC)は14日、中小規模のトラック運送事業者向けに、オペレーティングリースによるトラックのリースバック事業を開始したと発表した。車両を売却して代金を受け取った後、リース車両として継続使用できるのが特徴。大手に比べて経営基盤が脆弱な中小・零細事業者が、車両を調達する選択肢を広げる。
大型貨物から中・小型まで幅広い貨物車両を対象に、同社が運送会社から車両を購入してリースする仕組み。リース契約満了後には車両を買い戻すか返却するかを選べる。キャッシュフローの改善などを通じて、運送会社の財務健全化にも寄与できるという。
今回の事業について、同社は「トラックは資産価値が低下しにくく、市場規模が大きく中古市場に厚みがある」などとコメントしている。
発表によると、国内の物流事業は市場規模が29兆円。このうちトラック運送事業は19兆円と70%を占める。EC(電子商取引)化比率の上昇に伴い今後も拡大が見込まれる一方、50%以上のトラック運送事業者が保有車両が10台以下の零細事業者。11〜200台の中小事業者も含めると、全事業者の99%以上に達している。
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