F-LINE、関東・中部間の中継リレー輸送が本格化

▲中継地でのトラックの鍵の受け渡し（出所：F-LINE）

フード食品メーカー大手5社が共同出資する物流会社F-LINE（エフライン、東京都中央区）は16日、中長距離輸送対応チームの取り組みとしてカゴメ、日清製粉ウェルナによる中継リレー輸送の本格運用と、ハウス食品とMizkan（ミツカン）の中継リレー輸送の試験運用を開始したと発表した。拠点間の中間地点でトラックの乗り換えを行うことで、従来は一泊二日の運行を日帰り運行にできるだけでなく、帰り荷が確保できないといった問題も解消する。

カゴメと日清製粉ウェルナの取り組みでは、カゴメが関東エリアの工場から中部エリアの倉庫へ、日清製粉ウェルナは中部エリアの倉庫から関東エリアの倉庫へ向けてそれぞれ製品をトラック輸送し、中間地点の新東名高速道路・清水パーキングエリア（PA、静岡県清水区）でドライバー同士がトラックを乗り換え、元のエリアへ戻って製品を納品する。

▲カゴメと日清製粉ウェルナの事例（出所：F-LINE、クリックで拡大）

ハウスとミツカンの事例では、両社がともに関東エリアの拠点と中部エリアの拠点間輸送で、行き帰りで別々の製品を輸送していたところ、関東と中部それぞれのエリアで2社の製品を混載したトラックが中間地点の中央自動車道・双葉サービスエリア（山梨県甲斐市）で落ち合い、ドライバー同士がトラックを乗り換えて元のエリアに戻り製品を納品する。

▲ハウス食品とミツカンの事例（出所：F-LINE、クリックで拡大） 

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LOGISTICS TODAY編集部
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