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F-LINE、第2期プロジェクトの進ちょく状況を報告

2023年2月14日 (火)

(出所:F-LINE)

フード大手食品メーカー系の複数の物流企業が統合したF-LINE(エフ・ライン、東京都中央区)は13日、「F-LINEプロジェクト」(第2期)の進ちょく状況を発表した。食品サプライチェーンの各段階で、複数メーカーによる共同輸送の試行が進んでいる。

同プロジェクトは、同社とメーカー6社が協働して食品物流の諸課題を検討するプラットフォームのこと。2015年に発足し、「持続可能な食品物流の構築」を目指している。

22年春からの第2期の状況については、「前工程(中長距離輸送)」「中心工程(配送、配送拠点)」「後工程(製・配・販物流整流化)」の各担当チームと、全行程横断で標準化・効率化を推進する1チームの計4チームで課題解決の協議を行っているという。前工程チームでは、味の素とハウス食品が関東・関西間のブロックトレイン往復運行を開始し、関東から九州への輸送については味の素と日清オイリオグループで共同輸送のトライアルを始めた。中部から北海道への輸送も日本海ルートでカゴメ、日清製粉ウェルナ(同千代田区)の共同輸送が開始され、太平洋ルートではハウス食品、日清製粉ウェルナが共同輸送を検討している。

中心工程チームも中国エリアで味の素、ハウス食品が共同輸送を開始。東北で味の素、ハウス食品、日清製粉ウェルナの共同保管・共同配送も開始された。各共同輸送では、CO2排出量の削減効果を確認している。

後工程もドライバーの待機時間や付帯作業の改善へ向けた対応指針や作業効率化のための物流DX(デジタルトランスフォーメーション)施策について協議を重ねている。今後はプロジェクト参加メーカー以外の荷主との連携も視野に準備を進めていく方針という。

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LOGISTICS TODAY編集部
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