24年問題イベント「物流革新2023冬」開催

イベントアイティメディアの製造業従事者向けBtoBメディアであるMONOist（モノイスト）は12月12日、物流拠点の現状と課題解決策を探るライブ配信セミナー「物流革新2023冬 人手不足時代の物流拠点DX戦略〜物流拠点業務の省人化・自動化〜」を開催した。

セミナーはローランド・ベルガーの小野塚征志氏による基調講演からはじまり、さまざまな実例を交えながらDX化、自動化による「効率化」「省人化」を実現するための具体的なアプローチと課題解決策が紹介された。

これに続く企業セッションでは、アイ・グリッド・ソリューションズ（東京都千代田区）が物流の持続可能な未来に向けた「脱炭素化」の新たなアプローチを提示。自動化とデジタル化で電力コストが増加する中での”脱炭素経営戦略”が語られた。また、2024年問題を目前にひかえ、”いまできる労務管理”についてfreee（フリー、東京都品川区）が講演。法改正に向けて対応すべきポイントや勤怠・給与の効率化に必要な取り組みが紹介された。

もう一つの基調講演では、エレコム物流部スーパーバイザーの原田航氏から「『歩かない』物流センターはいかにして実現したか〜60％の省人化を実現したエレコム兵庫物流センター〜」と題する、物流拠点のDX戦略が語られた。エレコムはロジスティクスの高度化事例を表彰するロジスティクス大賞（主催：日本ロジスティクスシステム協会）で2023年の業務改革奨励賞を受賞した企業だけあり、物流センターの仕組みについて非常に興味深い講演が行われた。また、プロジェクトの進め方などについての言及もあり、実践的な知見の得られる内容となっていた。

最後に、TeamViewerジャパン（チームビューワージャパン、東京都千代田区）からは、物流現場を支援するAR活用の次世代ロジスティクスソリューションが、実際の事例を交えつつ紹介された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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