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北王流通、さいたま市に超低温度帯対応の共配拠点

2024年1月10日 (水)

▲開所式で挨拶する黒田英則社長(出所:北王流通)

フード食品物流の北王流通(東京都北区)は9日、2023年12月14日に「岩槻共配物流センター」(さいたま市岩槻区)の開所式を実施したと発表した。同センターは首都圏最大級の敷地面積1万7785平方mの食品用倉庫で、常温から超低温の4温度帯に対応する。

北王流通は現在、関東圏の食品流通に特化し、複数の物流センターと運輸拠点、都心デポを保有しており、同センターの開設で関東圏のサービス向上を図る。同センターは東北自動車道・岩槻インターチェンジ(IC)から4.5kmに位置し、関東1都6県における低温食品の物流配送を円滑に行うことができ、さらに多方面から依頼された荷物の中継地点としても機能する。

「岩槻共配物流センター」概要

所在地:埼玉県さいたま市岩槻区笹久保2059ほか
敷地面積:1万7785平方m
アクセス:東北自動車道・岩槻ICから4.5km、同・浦和ICから5.6km
設備:【超低温庫】102平方m【冷凍庫】3160平方m【冷蔵庫】4982平方m【常温庫】1812平方m【トラックバース】25か所【駐車場】100台以上、コンテナ洗浄機、事務所、休憩室など
システム:電動式移動棚の自動ラック

冷凍冷蔵倉庫新造、今後も続くか

首都圏では10年後には貯蔵量にして10万トンの不足が出るとの試算もある、首都圏の冷凍冷蔵倉庫。2030年にはフロン規制が強まり、既存の施設の多くは規制に対応しておらず、施設の新設、リプレースが急がれる。コロナ禍以降、一般家庭のほか、飲食店でも衛生管理の容易さから冷凍食品の需要が高まっており、倉庫のニーズもまだまだ伸びそうだ。冷凍冷蔵の自動倉庫なども登場してきており、24年問題、30年問題に対応した冷凍倉庫も増えていくだろう。

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LOGISTICS TODAY編集部
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