京王運輸､セミトレーラー活用し中継幹線輸送に参入

ロジスティクス京王電鉄は8日、京王グループの京王運輸（東京都多摩市）が、セミトレーラーを活用した中継幹線輸送事業に参入する、と発表した。倉庫内業務やラストワンマイル事業で培った経験を生かし、東京‐大阪間をはじめとする幹線輸送事業に参入して、物流領域の事業拡大を図る。サービス開始は4月1日からを予定。

従来型の幹線輸送と異なり、セミトレーラーを活用することで、発着地の両方から輸送されてきた荷物を、中継地点で貨物コンテナを車両から切り離して交換することができる。

中継地点から当日中に互いの出発地点に戻ることができるため、2024年問題で課題となっているトラックドライバーの拘束時間の削減に貢献することができる。

▲中継幹線輸送のイメージ（クリックで拡大、出所：京王電鉄）

このサービスを開始するため、JRCX（横浜市中区）を23年10月に設立。ことし1月に京王運輸を含めた複数の物流企業が均等出資を行った。参画企業の得意分野や特性を生かした高品質なサービスの提供を目指していく。

京王運輸以外の参画企業は以下の通り。

晴海コンテナ輸送（横浜市中区）、東京高速陸運（横浜市泉区）、関東ロジスティクス（東京都足立区）、愛寿物流（埼玉県八潮市）、ワークオンクリエイト（東京都江戸川区）、東陽ワーク（岐阜県可児市）、Cultivera（沖縄県恩納村）、秋田物流センター（秋田市）

▲JRCXセミトレーラー

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LOGISTICS TODAY編集部
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