ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

しらせ、2年連続で昭和基地沖への接岸断念

2013年1月11日 (金)

話題文部科学省の南極地域観測統合推進本部事務局は11日、南極観測船「しらせ」が昭和基地沖への接岸を断念したと発表した。しらせとなってからは、昨年に続き、2年連続3回目の断念。

この判断は10日午前6時(日本時間12時)、松田「しらせ」艦長と渡辺第54次南極地域観測隊長が協議し、現地の氷状、今後のスケジュールを勘案して「しらせで昭和基地沖まで到達することは極めて困難」との判断に至ったもの。

予定していた物資輸送、ヘリコプターによる空輸は行い、氷上による輸送が可能になれば最適な経路を調査して実施する。

しらせは現在、昭和基地から北西18キロメートルにあり、今後、輸送に適切な地点まで進んだ後、予定していた物資輸送、ヘリコプターによる空輸を行う。

現時点では、氷上が水浸しの状態となっており、雪上車による氷上輸送はできないものの、氷の状態が良くなれば最適な経路を調査し氷上輸送を行うことにしている。