荷主PMPファーメンテーション・プロダクツ(米国)は15日、グルコン酸ナトリウム類の生産能力増強に向け、設備投資を実施すると発表した。結晶缶などの製造設備を増設し、2027年7月の操業開始を予定する。
今回の投資額は11億円で、資金は自己資金で賄う。増設対象は結晶缶および付帯設備などで、これにより同社の製造能力は3割向上する見通しだ。PMP社は、コンクリート混和剤や肥料、食品用途などに使用されるグルコン酸ナトリウム類を製造する北米唯一のメーカーで、これまでも発酵槽の追加など段階的な増産投資を進めてきた。
同製品は建設資材や農業資材、食品分野と用途が広く、需要は安定的に拡大している。供給量の増強は、北米市場における調達リードタイムの短縮や在庫確保の柔軟性向上につながり、下流の物流負荷軽減にも寄与するとみられる。
原材料調達から製品供給までの安定性が求められるなか、製造拠点での能力増強はサプライチェーン全体の強靱化につながる施策といえる。PMPは今後も需要動向を踏まえ、安定供給体制の構築を進める。
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