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物流データ起点でEV充電網設計、都促進事業で検証

2025年12月25日 (木)

荷主ミライズエネチェンジ(東京都中央区)とLocationMind(ロケーションマインド、千代田区)は24日、位置情報ビッグデータを活用したEV(電気自動車)充電インフラ整備を推進すると発表した。LocationMindが主導する東京都の「ゼロエミッション東京の実現等に向けたイノベーション促進事業」に、ミライズエネチェンジが参画する。

取り組みでは、トラックの位置情報データを分析し、物流分野におけるEV充電ニーズを可視化する。運行実態に基づいて充電器の有効な設置候補地点を抽出することで、従来の机上検討では把握しにくかった需要を反映したインフラ配置を目指す。特に物流分野では、車両の走行距離や滞留時間が充電計画に直結するため、データ活用の重要性が高まっている。

▲関東近郊のEV充電器立地推薦イメージ(クリックで拡大、出所:ミライズエネチェンジ)

役割分担として、LocationMindは位置情報ビッグデータの分析と設置候補地の抽出を担い、ミライズエネチェンジはEV充電インフラの整備・運営に関する知見を生かし、具体的な導入提案やサービス提供を行う。

物流分野の脱炭素化では、車両の電動化と並行して充電環境の整備が課題となっている。今回の取り組みは、実データに基づく合理的な整備手法を通じ、東京都におけるZEVトラックの普及や安定運行に寄与する可能性がある。今後は得られた知見を他分野にも展開していくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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