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あおみ建設、生コン運搬時間管理システムを開発

2013年4月16日 (火)

産業・一般あおみ建設(東京都港区)は15日、生コン輸送車の運搬時間を管理するシステム「@何分.con」を開発し、自社の受注工事で運用を開始した、と発表した。

生コンクリートは時間の経過とともに硬化することから、施工・生コン業者は品質を確保するために生コンプラント出発からの経過時間を管理しており、同社が開発してシステムは、経過時間の管理を効率化するとともに、工事関係者間で情報を共有できるようにするもの。

システムはICカードとICカード内蔵タブレット端末を活用し、プラント出発時間とあらかじめ設定した残り時間をリアルタイムに表示する機能や、プラント出発時刻、打設完了時刻などの運搬履歴を自動記録する機能を備えている。

プラント出荷管理者と現場管理者がICカードを所持し、管理者がタブレット端末にタッチすることで、出荷プラント名と出荷時刻、打設完了時刻を記録し、運搬履歴データベースに情報を保存する。

生コン車の運搬履歴データベースは、インターネット上のサーバーにアップロードし、一元管理。現場職員はサーバーにアクセスし、生コン運搬にかかわる施工管理帳票の作成に活用する。タブレット端末に登録するICカード情報は、ネット上のサーバーを介して共有・同期する。

また、生コンを使用できる残り時間をカウントダウン表示することで、伝票の見間違いや勘違いといったヒューマンエラーを防止し、残り時間があらかじめ設定した時間を超過した時点で、端末の画面上と音声で注意喚起するため、出荷ペースの調整や生コンの返却などの判断に役立てることができる。